好きになると不倫とかは関係ない

私は思っている事と、真逆の事をしてしまう傾向があるんです。

そう、不器用なのです。

だから仕事でも、このせいで色々失敗続きで、毎日反省していました。

こんな私の唯一の息抜きが、一人でお酒を飲むことでした。

しっとりと落ち着いた雰囲気のあるバーで、一人静かにカクテルをお洒落に飲むことが、ストレス解消になっていました。

私が27歳の時だから、今から5年位前の出来事です。

その時にはじめての出張ホストを利用しました。

イケメンの彼とあらかじめシチュエーションを考えて出会うというという演出までついています。

彼とは、そのバーで知り会ったことにしました。

その日は、本当に仕事を辞めなくちゃいけないかもしれない位に落ち込んでいました。

なので、至らない自分に腹が立つ余り、不覚にも泣いてしまいました。

すると、彼がそっと隣に座ってきて、ハンカチを差し出してくれたのです。

その後暫く、ずっと黙ったまま隣に居てくれました。

私が泣きやんでからお礼を言うと、まだ若いから辛いことも沢山あるよね、泣きたい時は思いっ切り泣くのがいいよ。

と、優しい言葉を掛けてくれました。

彼とはそれから、バーで度々会うようになりました。

彼の姿を私はいつも探していました。 

彼が結婚指輪をしてるのを承知の上で、私はすっかり彼に恋をしていたのです。

彼は柔らかい雰囲気の男性で、私より15歳年上でした。

私はお父さんの様な、大人の男性の包容力に甘えたかったのかもしれません。

けれど、彼が見せる少年みたいな笑顔に、すっかり心を奪われてしまいました。

彼に思いを告げると、彼も私を好きだと言ってくれました。

不倫なんて、若い私がするべき事じゃないし、不幸にさせてしまうかもしれない。

それでも、君と一緒にいたいんだと。

私達はそれから、平日の夜に逢うこと続けました。

私の部屋に来て、彼と愛し合う事が殆どでした。

彼は家に帰らなくてはいけないし、一緒に朝まで過ごした事はありませんでした。

それでも、ベッドの中で彼に抱かれるだけで、私はとてつもない安心感を味わうことが出来て幸せでした。

彼のご両親が倒れられ、故郷に彼が戻る事になったのを機に、私達の関係は終わりました。

二年間というあっという間の時間だったけれど、私は彼に支えられて、不器用ながらに少しずつ自分を成長させる事が出来たと思っています。

不倫なんてと思うかもしれないけど、やっぱり好きになると、そんな事は関係ないかなと思いました。

2015年11月15日 好きになると不倫とかは関係ない はコメントを受け付けていません。 不倫としての恋愛